ザック国際特許事務所の求人サイトです。

まず、資格取得前に事務所勤めしていたころの私の体験を聞いてください。まだ受験中でしたがそれなりに仕事の手応えは感じていて、事務所の役に立っている実感はあったのです。しかしいざ大きな仕事がやってくると、所長先生や他の弁理士さんが担当なさるんですよね。「その仕事、手応えありそう！」「ぜひ体験させて！」と思っても、私には回してもらえないのです。事務所のリスクを考えれば当然のことなんですが、若き日の私は残念で仕方ありませんでした。

次に、私の知人が話してくれた体験談です。彼も当時まだ資格試験の準備中で、でも業務のほとんどを任されるようなポジションにいました。ところが重要な場面で、たとえば外部専門家との打ち合わせなどには、資格のない彼は出席させてもらえなかったのです。「書類ほとんど書いてるの私だから！自分の仕事だと思って取り組んでるから！」と思っても、声さえかけられない。彼は後々の独立を考えていたので、人脈を広げたい思いもあった。でもその事務所で一人前に扱われるのは、資格を取るまでかないませんでした。あれが今も悔しくて、と彼は語っています。

さらに、また別の知人の話です。彼もある個人事務所で働いていましたが、そこの「個人商店」的な経営に嫌気がさしてやめてしまいました（いまは独立しています）。個人商店的な経営とは、早い話が、公私混同。○○が○○な○○ばかり（オトナの事情で一部自粛…）優遇するのを日常的に目にするうち、だんだん日々の仕事がむなしく感じられたのだそうです。「自分は誰のために毎日忙しく働いてるんだろう」と。

私自身の体験、またこれらの業界の知人たちの体験を踏まえて（ほかにももっとあるんですよ）、独立開業したときに私は、ざっくり言えば「イヤな感じの個人事務所」には絶対しないと心に誓いました。あなたが望むなら大きく面白い仕事にぜひ関わってほしいと思っているし、外部専門家との打ち合わせにだって同席してもらうし（無理に引っ張り出したりはしませんが）、公私混同するような身内も所内におりません。「個人事務所ってちょっと…」とお思いの方にこそ、一度ぜひお訪ねいただきたいのがザックです。

今あなたが資格勉強中でしたら、他の事務所にもよくあるような試験前休暇などは当然ご利用になれます。加えて、私は「弁理士試験予備校ならココ」という講座で講師をしていました。今は日々の業務が忙しくてつきっきりでお教えする時間は多くは取れませんが、どう話せばスムーズに伝わるかという技術というかツボのようなものは心得ているつもりです。また、資格を取るつもりはないという方でも、業務スキルアップは当然お望みのことでしょう。どちらのタイプの方もザックで勤務することで、キャリアを何段階もアップさせていけるものと自負しています。

ザックで今とても活躍している弁理士が、まさにそうだったんです（実例1）。入所は2014年の秋、資格取得すぐの状態で、実務経験がなかった。あの、今だから言えることですが、はじめ私は少し不安でした（笑）。しかし来てもらったら、この弁理士が、まあよくがんばること、伸びること。業務未経験って、「だから何？」だったんですね。思えば私だって、キャリアスタートは個人事務所でした（実例2）。つまり今のあなたは、半年前に入所したザックの弁理士であり、かつての私でもある。となれば、お教えする側も自然とチカラ入ります。大丈夫、あなたもすくすく伸びていける。実例1と2が、しっかりついています。

個人的には、弁理士という仕事は独立するために存在するようなものだと考えているので、独立志望の方はもちろん歓迎です。日々の業務スキルアップはもちろん、独立後にこの業界で生き残っていく方法や知恵（そちらの方が大事かもしれません）、頼りになる他の士業さんなど独立後も役立つ人脈への紹介など、独立のためのサポートは惜しまず行っていきたいと考えています。

また同時に、「ずっとここで働きたい」という人も歓迎です。長く働いていただければ、弊所の業務にもどんどん詳しく通じていただけて、他に代わりの効かない貴重な人材としてご活躍いただけるからです。弊所が独立希望者歓迎だからといって、独立希望じゃない方まで「そろそろ…」なんて追い出したりしませんから、その点はどうぞご安心ください。

また、働くうちにあなたの気持ちに変化が生じたり、事情が変わったりすることもあるでしょう。「独立するつもりだったが、できればずっとここで…」「独立するつもりはなかったが、さいきん自信がついてきたので…」といった方向転換については、そのときまた、ふたりで話し合えばいいと考えています。「入所時は独立するって言ってたのに」とか「ええ、辞めちゃうの」なんて驚いたり非難することはありません。人は変わるもの。状況に沿いながら柔軟な姿勢で、あなたのキャリア形成をサポートできたらと思っています。